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るにんのbowcatのレビュー・感想・評価

るにん(2004年製作の映画)
4.2
サクラの父さん、奥田瑛二作品
松坂慶子さんがメインキャスト
吉原に火付したお豊さんを演じる

島国日本でかなりの悪さをしたら
打ち首を免れたとしても
もっと小さい島へ送られる島流し
🇬🇧の🇦🇺や🇳🇿みたいなのが八丈島

そこに暮らす罪人たちの
夢と現実の物語

こんなところで死にたくねぇ
こんなとこの土になるのは御免だ〜
真に迫ってる言葉

でも生きてるうちは、ここでの生活を謳歌
それぞれが生き甲斐を持ってそうだった

そこへ流されてきた喜三郎
まだ若く、雰囲気を持った男
天候や風、潮の流れも観察し
島抜けを画策する
それは愛してしまった花魁・豊菊のため
彼女の願い、大きな桜の下で花見をするため

奥田瑛二さんは、すごくロマンチストの
超絶女好きですよね
で、細かいところ気にしすぎて
スケールと深みが感じられないのが常
なんかいい話なのに軽くなってしまう

でもいろんなエピソードを入れ込んで
楽しめた感じにはなっていたんだけど
中身は女性のエピソードばかり
ここが女好きの所以😅
だから物足りない
島にいる男の背景はあまり見えない

ポスターにもあるように
松坂慶子さんの怪演はなかなかスゴいです
なんか女の人の塊りでした
いろんな意味で
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