せぐうぇいX号

ONCE ダブリンの街角でのせぐうぇいX号のレビュー・感想・評価

ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)
3.9
ホームビデオ程度のカメラクオリティに反発するように打ち込まれる良質な楽曲の数々。ダブリンに漂う負の空気感も相まって、このいい意味でのチープさが彼らの音楽に渋みを与えている気がする。

楽器屋でのセッションのシーンは本当に何度観ても引き込まれる。
全編を通してかなりあっさりとした内容だが、理想を追い求めながらも結局は過去に縛られてしまう2人のサマは何とも歯痒く興味深い。