カイル

片腕ドラゴンのカイルのレビュー・感想・評価

片腕ドラゴン(1972年製作の映画)
3.6
タランティーノ監督等に影響を与えたという本作(アマプラの解説に書いてあったけど本当?アマプラの解説は結構適当なので💦)、当時熱狂した少年らに思いを馳せて観賞。
なんだかいかがわしさが漂っているなあ。オープニングがカッコいい。
異種格闘技が当時では斬新だったのでは?
沖縄空手、柔道、テコンドー、インドヨガ、タイ式ボクシング、チベットの密教武術とかバラエティーに富んでいて、更にかなり癖のある面子を揃えていて、沖縄空手の大先生なんてマジックで書いたような眉毛に牙まであってナニモノ~といった感じ。
インド人(全然インド人に見えない)が逆立ちでグルグル回ったり、ラマ僧の体が風せんのように膨らんだり、沖縄空手の達人とラマ僧の仲間割れとか笑わせようとしてるのか何なのか。
いちいち表情も声も大袈裟で、何だろうこのエネルギーに満ち溢れている感じ良いな!!
チェンロン(ジミー・ウォング)がどこで片腕になるんだろうと観ていたら、なんと空手チョップされただけで腕がポロンと取れてしまった。そんなバカな~と思うんだけど、逆に当時の子供にはかなりのトラウマ与えたんじゃないだろうか?その後の治療と訓練シーンもね。
チェンロンが瀕死の状態で倒れているのを通りかがりの父娘に助けられてから元気になるまではスライドショーのようなダイジェストで表現されているのも面白い。
機会があったら「片腕カンフー対空とぶギロチン」も観てみたい。
カイル

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