放置自転車の前カゴに放り込まれたペットボトルやら空き缶を「ゴミでも綺麗な映像に見せててナンダコレめっちゃズルい。実写でやったらゴミはゴミじゃね」と思ったのが「君の名は。」公開当時くらい。
その時は第一話の「桜花抄」しか見なかった気がする。
地上波放送に便乗して見てみれば、モノローグの美しさに気づく。
キリキリする胸の痛みとか、涙腺の熱さとか。
「秒速5センチメートル」まで見たら貴樹くんが二十歳を過ぎて繊細過ぎて、心配になる。
あの微笑みはカタストロフィかな。
そこに至るまでモノローグが重過ぎて、イマイチ仕掛け足りないような気もする。
映像はもちろん綺麗なんだけど、キャラクターが落書きみたいだなと思わないこともない。