円柱野郎

オーメンの円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

オーメン(1976年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

6月6日6時、息子の死産を知った主人公は妻を案じ、同時刻に生まれた別の子を自らの子として受け入れるが、その子ダミアンは悪魔の子だった。

ホラー映画ではあるけど、いわゆるショッカー的というよりもスリラー的な演出が冴える。
この映画で起きる殺人場面も特に(悪魔の力が働いているようには見えるけど)超常的というわけでなく、家政婦が手を下した以外はある種偶然の事故とも取れる。
だからこそ妙なリアル感があって、ラストに主人公がダミアンを刺そうとするシーンの深みが出るんだよね。
“状況証拠で子供を殺そうとする親父”という逆の怖さが…。

作中の雰囲気が恐い良質のオカルト映画ですわ。
円柱野郎

円柱野郎