彦次郎

スパイダーマンの彦次郎のレビュー・感想・評価

スパイダーマン(2002年製作の映画)
3.7
手首からクモの糸が飛び出しでビルを移動、手のひらから生えた細い毛により指先だけで壁をよじ登ったりする蜘蛛能力で悪と戦うヒーローアクション。強盗と間違えられそうな蜘蛛の巣状模様の入ったスーツが印象的な主人公です。
イジメを受けて冴えない少年が遺伝子改良を施された新種の蜘蛛に噛まれることで超能力に覚醒するという超ベタな設定ですが実は今までのアメコミではティーンエージャーがメインヒーローになる話はなくこれがし先駆けとなるようです。
恋するMJと親友との間の三角関係に悩んだりベン伯父さんを殺されたりと悩める青年を演じるトビー・マグワイア(父親が銀行強盗で逮捕されていたりと苦労人)が役に合っていたと思います。
CG技術(今までは技術がなくて作れなかった)の迫力だけでなく親友の父親が別人格グリーン・ゴブリンと化し悪行を重ねることに対して正義の力を発揮するも悲しい展開になるシリアスさも見所でしょう。
スパイダーマンの映画は作られすぎていて混乱してきますが実写映画化としてはこの作品が元祖。カルト映画監督として著名なサム・ライミを大胆にも起用して成功したことでマーベル作品実写作品を認知させた功績は大きいといえるでしょう。
エンディングで昔のスパイダーマンopの曲が流れてくれるのは嬉しかったです。
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