ミュージシャン志望の青年・酒留清彦は、謎の笛吹き男・ジャガージュン市と出会い、芸能人養成所「ガリプロ」のふえ科に入学。
お金不足で廃止寸前となっているふえ科の存続のため、メンバーたちは、20億円のふえを盗み出すことに。
かつて「週刊少年ジャンプ」で連載していた、うすた京介原作の青春コメディの劇場版。
シュールな笑いの極地。
うすたさんワールドですね。
でもそれがうまく出ていたかは微妙ですが。
全体から「なんでやっちゃったんだろう…」感が溢れ出ています。
監督「なんで作っちゃったんだろ…」
作者「なんでOKしちゃったんだろ…」
要潤「なんで出ちゃったんだろ…」
ノッチ「なんで観ちゃったんだろ…」
それがジャガーらしいといえばジャガーらしいですが。
キャストは要潤さんが主役なこと意外、ややお笑い芸人の方がいっぱい出ているという印象くらいです。
おぎやはぎ小木とか有吉とか板尾創路とか謎に出てて面白いです。
とりあえず要潤さんのハッチャケっぷりが見事。
序盤、ステージ上でひたすら2本の笛を叩き鳴らす謎のパフォーマンスが笑えた。
また、本筋がなんだったのかを見失いそうになるくらい寄り道エピソードが数々あって楽しい。
そんで、北野武映画をぱくったかのようなダンスシーンとか…わりと本気ダンスでおもしろかった。
夜中疲れたときとか、何か悩んで何も考えたくないときに見るといいかも。
身はないから心にひびくもんはないけど、心休まると思う。
しかし全体的にギャグが滑りっぱなしなんだよなぁ…。
映像やセットのクオリティは深夜ドラマに毛が生えた程度だし。
もったいない。