花とみつばち

ベニスに死すの花とみつばちのレビュー・感想・評価

ベニスに死す(1971年製作の映画)
5.0
ルキノ・ヴィスコンティ監督はなかなか手がだせない。古いモノクロだったり「 山猫 」は劇場で観たにも関わらず途中で挫折したが、「 ベニスに死す 」だけは馴染み深い。
何て美しい 130 分。
アッシェンバッハ( ダーク・ボガード )の散髪屋さんのシーンが大好き。髪、髭、ファンデーションを施し「 これで恋も語れます 」の台詞が最高に素晴らしい。
この時代に相応しいタージオ( ビョルン・アンドルセン )のボーダーの水着、時折タージオもアッシェンバッハを見つめるのが何とも魅力的で綺麗な顔立ち。
一生をこんな終えかたをするのも良いかもしれないと思える程美しい作品。
音楽、グスタフ・マーラーが最高に良い。
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