りんごチャン

炎628のりんごチャンのレビュー・感想・評価

炎628(1985年製作の映画)
4.5
圧巻のラストに震えた。

やっと鑑賞にこぎつけ心して観た。というのもこのSSによる蛮行は以前ドキュメンタリー番組で知り酷く衝撃を受けていた。ある少年の身に起きる狂気の出来事にその史実を重ねた本作品。少年が銃を手に入れるオープニングのシーンから圧倒的に恐怖の世界に持っていかれる。目だけじゃなく耳も恐怖の世界へ。上空を映す時の不気味な音は暫くトラウマに。牛の眼も暫く見れない…。言葉も詰まる蛮行が脳裏に焼きつくけれど、それ以上にラストに込められているメッセージ性に震えた。多くの人に観てもらいたい。

前述のドキュメンタリー番組での生存者の証言と今作のシーンが一致していたのがとても興味深かった…