Newman

月はどっちに出ているのNewmanのレビュー・感想・評価

月はどっちに出ている(1993年製作の映画)
3.8
方向音痴のタクシードライバーが会社に戻れず公衆電話から電話してきて、「どう帰ったらいいのか分からない」というと事務所の人間が「月はどっちに出ている」と聞き、帰る方角を指示する。この「月は•••」が映画のタイトルになっています。
こりゃすごい時代のタクシー運転手の話。
今は24時間勤務で働いている女性もいる時代になっていると聞きます。でも、夜、何人かの男性だけの客が乗ってきたりしたらと思うと勧められる仕事ではないかな。
大きな主題があってという映画もいいけど、こういう日常ですというのも悪くないと感じさせてくれる映画でした。
ルビー・モレノ、たどたどしい日本語だけど、諺とか出てきて深いなんて思いながら見ていました。確か、突然フィリピンに帰っちゃったと記憶しているのですが。小気味よくて良かったです。
岸谷五朗さんは安定のいい演技。もっともっと映画で活躍して欲しい人です。
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