Newman

セールス・ガールの考現学/セールス・ガールのNewmanのレビュー・感想・評価

3.8
面白かった。まるで漫画だが、バナナの皮に足をすべらせ松葉杖の世話になった女子大生が治るまでの期間だけ、アダルトショップのアルバイトを自分の代わりにやって欲しいと頼まれ引き受けることに。そのお店のオーナーがちょっと太めの中年女性なのだが市井の哲学者と話をしているみたいな感じで不思議な雰囲気の人。仕事柄当然のことだが性愛の話題に強く性愛は奥が深い、などなどほかにもいろんなことに対していろいろ発言をしているが、最後にアルバイトを引き受けた女子大生は原子力工学をやめて美術の方面に進むことになる。オーナーの「したいことを仕事にすれば人生は楽しい」という言葉を受け入れたということなのだろう。
モンゴルというとゲルやら放牧生活やらチンギスハンくらいしか思い浮かばないでいたが、日本が誤解されているのと同様のことなのだと納得し、現在のモンゴルの様子を観ることができたのも良かった。
タイトルが何ともさえない映画です。セールス・ガールと言えば確かにそうだし、考現学と言えばそうかもな、なのですが。
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