前作ハンニバルの内容に納得いかなかったのか、トマス・ハリス御自ら脚本家として参加。
絶対面白くなりそ〜と期待しつつ。
原作を先に読んだので、前半のハンニバル一家に、そして妹ミーシャに起こる非情な出来事をどう描くのか?描けるのか?ドキドキしながら鑑賞。
今のご時世だと(メジャー作品としては)アウトになっちゃうんだろうな、というギリギリを攻めてるなぁと。
青年に成長したハンニバル・レクター演じるギャスパー・ウリエルの綺麗な顔が、逆に妖しさを醸し出していて一瞬で引き込まれまれてしまった。
コン・リー演じるレディ・ムラサキの静と動の使い分けが素敵でした。
後半は怒涛の復讐劇展開。
ハラハラする場面がこれでもかーと続くけど、相変わらず余裕しゃくしゃくなレクターの姿に何故かホッとする(笑)
(かなり酷い事、凄い事やらかしちゃってるけど)
妹の事が大事だったんだなぁと思う反面、彼の奥底にあるモノと繋がって"レクター博士"が形成されたのかと思うと、複雑な気持ちに…
丁度、WOWOWで観ていた頃にギャスパー・ウリエルの悲報が。
『かげろう』から見てきただけに…残念無念でなりません。
どうか安らかに💐