午前10時の映画祭。日曜日ということもあるだろう。満席だった。
多分、大学生のときにレンタルで観た以来。
その当時から、「この映画を見ていない人はうらやましい。なぜならあの体験を味わえることができるから」というような惹句があつた。
今さらネタバレでもないし、どこのレビューを読んでも「ラストのどんでん返しが」って書かれている。けど、2度目なんでだまされはしない。
さすがにあれだけスマートに詐欺を描くのは気持ちがいい。他人がだまされるのを見る爽快感。なるほどドッキリ!がなくならないわけだ。
けど、だまされ続けるロバートショウがかわいそうになってくる。
そしてラストを知ってしまっているので、楽しめるか不安だったが、杞憂だった。
いつのまにかだましている側にいる気分でいた。そんな楽しみ方もあったんだ。