A8

ヴァージン・スーサイズのA8のレビュー・感想・評価

ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)
3.5
映画のカラーをみればこの作品はソフィアコッポラ!とわかる独特な色彩の才能はこの時から溢れていた。



5人の美女姉妹が自殺するという事実が最初から提示される。
この姉妹はなぜその選択をしなくてはならなかったのか。
ユーモアさえも弾圧し、ついには自宅監禁する毒親、
また訪れる恋とその裏切り、、
はたまた、末っ子の自殺で“死”というものが近くなったのだろうか。

正確な答えを見つけることはもうできない。

だが、そこに事実がある以上
要因は必ずある。

姉妹に恋した近所の男の子5人組目線で
彼女ら姉妹の不幸と悲劇を
視覚的に表されていた。

最後、男の子たちが彼女らが住んでいた家を眺めている場面。
過去にはもう2度と戻れない、、
当たり前の事実が
特別な意味のように重くのしかかっているようだった。そう見えた。
A8

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