黙ってミッシェル・ウィリアムズを見よう。設定や展開には突っ込まないこと。
この映画のあとに、『私が愛したS』でユアン・マクレガーと再び共演し、しっかりミステリーとしても成立するから。
グラマラスでもないし、スレンダーでもないのに、庶民階級の団地に住む、ちょっと「不良」の母親を演じるミッシェルは魅力的だ。
だらしなさそうな服装も、行動もしかり。
かと言って、ファムファタル（男を破滅させる女）ではないし、ラストに至る展開が不思議というか疑問なので、世間の評価は良くないのだろう。
しかし、ミッシェルに目を凝らせばよい。
心配しなくても、『ブルー・バレンタイン』や『マリリン 7日間の恋』に出るようになるから。
