彼が欲しかったのは、月よりも太陽
怪盗グルーのミニオン大脱走の予習。
イルミネーション初期の大ヒット作品。大人気キャラ「ミニオン」を世に出した傑作的作品。
ストーリーはファミリー向けにデフォルメされたもので、現実では致死レベルの出来事もかすり傷で済むアニメ映画の醍醐味も存分に堪能。
それよりも、ミニオンの動きが最高に面白い。
しかし、最後にはグッとくる展開になっていて、さすがイルミネーションと感じた。
彼が本当に欲しかったのは月よりも太陽。
太陽が意味するのは、三姉妹そのものであり、愛し愛される心でもある。(家系図の落書きにも太陽の絵が描いてあった)。
そして、月が意味するのは、自分を追求する姿。
子どもの頃から月に行き着くのが夢だった。
そして、なによりも認められたかった。しかし、三姉妹を引き取ったことで心が変わる。
自分の追求(月)を捨てて、ごく普通の愛(太陽)を手に入れる。
自分しか愛せなかった男が、他人を愛することの大切さに気づいた瞬間だった。
考えすぎだと思うが、一応これが私の考え。