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鬼が来た!のnanaのレビュー・感想・評価

鬼が来た!(2000年製作の映画)
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2000年の映画ですが、モノクロ映画です。
モノクロの画面も相まって全体的にどことなく昔の映画のような雰囲気が漂っていますが、見慣れた顔の香川照之さんが出てきて「あ、最近の映画なんだな」と思えます。

戦争を描いているものなので、終始緊張感のある映画ですが、どこかコミカルな部分があるのも魅力。
「新年おめでとう!」をはじめとする通訳ギャグとか、面白かったです。

主演・監督・脚本のチアン・ウェン。
「ローグ・ワン」でドニーさんと一緒にいた人だとは、しばらく気付きませんでした。
海外の人が作った日本軍を描く作品となると、日本軍が分かりやすい悪役として、酷いキャラクターとして描かれているんじゃないかと思うこともありますが、きっと世界中軍隊はあんな感じだし、実際は日本軍が善人で負の歴史なんてないかというと、そんなことはない訳だし。

鬼が来た。
戦争などの異常な状況下では、誰だって「鬼」になりうるのだという恐ろしいメッセージを受け取りました。
ラストはいろいろとびっくりしたし、忘れられないな。
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