鬼が来た!の作品情報・感想・評価

「鬼が来た!」に投稿された感想・評価

途中までは笑って観れてたのに…
酒塚隊長怖い…狂ってやがる……


1945年、日本軍占領下の中国の寒村。
貧しいながらも比較的穏やかに暮らしてたマー。急に「5日間預かっといてくれ」と日本軍軍曹の花屋と中国人の通訳が入った麻袋押し付けられて、一生懸命食事と下の世話もして。よく頑張ったよマー。

5日間のはずなのに引き取りに来てくれなくて、半年間も世話したマー。
引き取りにくるはずだった人は死んじゃったのかな。

自分は寒い思いしてるのに、捕虜の花屋と通訳に布団をぐるぐる巻きにしてあげるの。良いやつじゃん…

最初こそ捕虜は恥だから死ぬ死ぬ〜なんて言ってた花屋も半年間世話されて、徐々にマーとの間に奇妙な友情が芽生えたりして。

花屋を日本軍に戻せば、褒美として穀物二台分もらえる契約を交わし、日本軍に花屋を帰すマー。
花屋も「戻ってまいりました〜!」(←可愛い)と元気に帰ってきたのに、待っていたのは凄惨なリンチ。

ここらへんから笑えなくなってくる

日本の故郷には戦死通知が届いていて、立派にお国のために死んだと讃えられてる花屋。それなのに生きて帰ってきちゃうし捕虜だったもんだから恥さらしだなんて感じで殴られるわ蹴られるわ。かわいそう。

なんだかんだで契約は契約だと言ってマーは褒美の穀物を貰い、日本軍と共に村に戻って宴が始まる。

最初は村人の中国人と日本軍で仲良く呑んでいたのに急に酒塚隊長が場を乱し、調子こいて隊長に無礼な態度を取る村人を衝動的に殺す花屋。
そこから、日本軍による村人の大虐殺が開始。マーはその場にいなかったから助かったが、それ以外全員殺される。つら…。

しかも、この虐殺の前に既に日本の敗戦してて、それを隊長は知ってた上で村人を殺させた。うわ…。人の心がない。

日本軍は捕虜になり武器を放棄、中国は連合軍の統治下に。
村を破壊され、家族を殺されたマーは復讐に燃え、日本軍を何人も殺害。
前半はめちゃくちゃ良いやつだったのに。
復讐に走るのは仕方ない。悪くないよ。

マーは連合軍に捕まり、公開処刑されることに。そして執行人として花屋が選ばれ、マーの首を切り落とす花屋。

半年間下の世話までしてくれたマーを殺す花屋。それを観てる観衆は笑ってるし。同胞だろ?怖い。

最後の最後にここまで胸糞悪くなるとは。
タイトルの「鬼が来た」の鬼は、
「優しかったが復讐のため人を殺すようになったマー」
「マーに恩を感じて礼をしようとしたが、隊長に脅されて村人を殺す花屋」
「隊長の命令で村人を虐殺する日本兵」
「同胞であるはずのマーの処刑を見て笑う観衆」
のことなのだと。


静かなるドンの10と11の間で「鬼が来た」を撮影してた(はず)。10と11を比べると髪型も違うし、顔の作りというか表情も全然違う。

これを機に静かなるドン見返すと面白いかもなあ。
 珍しく中国映画を鑑賞。

日中戦争で日本軍の基地が近くにある中国人の村に麻袋に入った日本兵士と通訳の中国人が送られ村人たちは彼らを拘束する。そこから国境を越えた友情が芽生えるが…

香川照之演じる日本兵が大和田常務なみにすごい演技でした。

岡本喜八監督の「血と砂」からものすごい影響を受けていると分かりました。
最初の軍歌隊の場面からテーマ的なものまで。

結局、音楽で絆が生まれたが憎しみが生まれてしまったというラストシーンは非常に似ています。

反日映画とか言われていますが、すべての種族の憎しみをなくすのは難しいと考えさせられました。
監督の日本に対する理解度が高すぎる。
反日とかじゃなくてそのままの姿だと思う。だから中国では放送禁止になるんだって思いました。

酒塚隊長が好きなんです!!!
演じられた澤田さんはSNSやってなさそうだし、好きすぎて調べまくったけど会えなそうでぴえんでした🥺

香川さんの撮影日記にリアルな撮影風景だとか中国の文化だったりめちゃくちゃ面白かった。
OnOrOff

OnOrOffの感想・評価

5.0
香川照之さんがこれについて書いた本も買いましたよ。
文系で頭がいいから、文章もところどころ光るものがあって、面白かった。その上で映画はいつかまた観かえしたい。

この撮影、よく耐え抜いたなあと思う。最近冷たい雨にひたすら打たれ続けたり野生の肉をむさぼるような内容の韓国映画に出た國村隼さんもそうだけど、あんな扱いや過酷な演技をしないといけない役、よくぞやり抜いたって思う。 

素直に尊敬する。
mh

mhの感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

見事なOPは、思いっきり岡本喜八「血と砂」からいただいている。
ヤバいやつかと思ったら実はいいヤツパターンが多くて中盤までは完全にコメディ映画。ちょっとひねったブラックコメディかと思わせて、後半はトラウマ展開に。
ソンミ村の虐殺みたいなことが起こるんだけど、そのメカニズムがいまいちよくわからなかった。よくわからないからこそ怖いという見方もできるんだろうけど、これに関してはそんなこと起こるかなという思いが強かった。1945年8月15日の夜だったらなおさらだ。(よく考えたら、この設定も「血と砂」と同じだね)
マーチングバンドが軍艦マーチを奏でてるという映像的には完璧だけど、現実には起こりえないシチュエーションが作り物感を強くする。
物語においてドラマチックであることは大事だけど、嘘とわかる嘘をついてまでドラマッチックにされると興ざめする。
ラストの仕掛けは鮮やかで見事なんだけど、同時に鼻白んでるおれもいる。手法におぼれてないすか、それ。
愛すべき序盤のコメディも、後半との対比を狙ったものだったのかと気が付いて以降はうまく楽しめなくなってしまった。
普通だったら「日本軍も悪いけど戦争も悪い」となることが多いところ、日本軍がただ悪いという決着も珍しい。
八路軍(中国共産党)ではなく、国民党軍が戦後処理をしていた。
あと、作中ミンミンゼミが鳴いてた。あいつら中国にもいるのか。
エンタメ映画としては一級品なんだけど、戦争ものとしては作りもの感がきつくていまひとつのめりこめない。
Masayan

Masayanの感想・評価

3.5
【香川照之best of performance】

日中合作のマスターピースと聞いて。

捕虜になった日本人兵が中国人に心を開いていく。
戦争映画としてはそうなんだけど、比較的ドラマでまた序盤はコメディタッチ。

香川照之演じる花屋と、マーのお話。日本語が逆に聞き取りづらいがw、ボロクソに言う香川照之は半沢直樹と同じくやはりstrengthを感じる。

序盤は花屋をどうにか生かす作戦。中盤から運命共同体、そしてラストは。。
香川照之の演技力は凄いなー、渡辺謙と同じく世界で通じる俳優なんじゃないかな。

随所に演奏される軍艦マーチが日本軍を物語っていて結構怖い。
「ハクソー・リッジ」もそうだけど海外が描く日本兵ってめちゃくちゃ怖いよな。実際、このくらい省みなかったんだろうな。

中盤ちょっとだれるが、ラストにかけてはなかなかなメッセージ性でした。

お気に入りのシーンはコメントネタバレにて。
LaserCats

LaserCatsの感想・評価

3.9
戦争映画は怖くてほとんど観れませんが、この作品はモノクロかつコミカルな描写ということもあり、比較的観易い反戦映画でした。
日本海軍占領下の農村に住むマーが、謎の男から脅されて日本兵とその通訳を預かることになり、村人たちを巻き込んだドタバタ模様が描かれていきます。それが本当に可笑しくて笑えるんですが、題材的に喜劇のままで終わるとも思えず、ハラハラしながら展開を見守りました。
戦争中だからと流すことが到底できない場面を見せつけられることになりますが、終盤、1人だけ事実を知っていながらああいう雰囲気に持っていった坂塚隊長が1番許せないかも。
香川照之の大仰な演技はあまり好きじゃないことが多いですが、強烈な印象を与える人だとは思いますね。
当時のミニシアター系では一番有名で歴史に残る名作扱いでした。今の評価の方がてきせつ。
かえで

かえでの感想・評価

3.5
戦時中、突然家に敵兵がきたら…最初は嫌がっていたがだんだん仲良くなって、ハイ終わりではなく…最後の残酷な悲劇に続くとは…最後まで見る自信はなかったがどうにか見れた。
もう見たくない(T_T)
2
onikita

onikitaの感想・評価

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日本人と中国人の奇妙な交流を撮った映画

監督一度国で干された

なぜかって日本人を、良く撮っため

自分は学校休んで映画館で観ました
お客さん?ほとんど誰もいませんでした。

そういう内容の映画だから

素晴らしい映画なんだけどな
パンフも買って帰りましたよ
すごい思い出に残る映画の一つ。
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