山田にーち

エンド・オブ・デイズの山田にーちのレビュー・感想・評価

エンド・オブ・デイズ(1999年製作の映画)
2.5
昔観た時は途中で再生を止めてTSUTAYAに返しに行ってしまったんですが、久しぶりに観てみました。昔と同様、シュワちゃんが出てくるまでの前半部分がとにかく長くて苦痛!演出もなんだか盛り上がらない感じが続き、昔はここらへんで我慢できずに返してしまったんだなぁ…とちょっとノスタルジックな気持ちになれました。やたらと笑顔が気持ち悪いホームレスのインパクトだけは何十年経っても消えないですね。あの人凄い!

このまま最後まで終わっちゃうのかなーと思ったんですが、シュワちゃんが出てきてからは展開がガラッと変わりかなり面白くなりました。喋りまくってたホームレスの舌が実は無かったり、娘の周りの人物が実は全て敵だったりなどなど設定がとても興味深かったです。
ただ謎の真相を追っていく中盤部分は凄く面白かったんですが、人間の体を借りてるせいなのか乗り移ることしか出来ないせいなのかサタンさんがひとりの人間に手間取り過ぎで、肉体のせいであったとしても、もうちょっと優秀な崇拝者集めたら良かったんじゃ……と生ぬるいぬるぬる感で後半は随分失速しちゃいました。

ラストシーンも無理矢理終わらせたような感じがして、うーん…でした。神を信じなかった男が神に救いを求めるグッと来るシーンもあったりと色々良いところはあるのになんだか勿体無い感じがずっと付きまとうのは、シュワちゃんがシュワちゃんらしくないからなのかなーと思いました。
金曜ロードショーあたりで何も考えずにダラーッと観るのにはちょうどいい作品かも!