若い頃に大好きだったこの作品を、おっさんになってから数十年ぶりに観てみました。
薬クスリくすりとにかくクスリばっかり、セックスと、そしてろくでもない仲間と、ろくでもない主人公の底辺生活映像作品。
若い頃に観ていたときには感じなかったけど、何が起こっても自分のせいだとは一切思わない登場人物たちに終始イライラしちゃいました。
でも、それが若いってことなのかもしれない。
イライラしつつも、最後まで見入ってしまうのは、やっぱり撮り方と見せ方、表現の仕方がすごく上手いからなんだろうなーと思いました。
Choose a job. Choose a career. Choose a family.
いろんなものを求めるのが人生、でもそれを求めないと決めていた主人公が、最後に大金を手にして、それらを求めることを望む。「あんたと同じ人生さ」ってところが、若い頃に観たときとは違い、なんだかおあー…っとなりました。
何かを求められるっていうのは、それだけで恵まれてるのかもしれない。