山田にーち

THE FIRST SLAM DUNKの山田にーちのレビュー・感想・評価

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)
4.8
観に行って本当によかった!

中学生の頃、ジャンプで連載中だったスラムダンクの影響でバスケ部に入った世代ですが、学生の頃に読んで感じたあの山王戦の興奮を、そのまま味うことができて、本当に最高でした。

井上雄彦先生の絵が、そのまんまアニメとして違和感なく動く!
まさに漫画を読んでいたときと同じように、映画が始まった瞬間から最後まで、作品に夢中になることができました。

漫画は花道が主人公なので、ずっと花道を主として読んでいたのですが、この作品では宮城リョータが主人公となっていることで、改めて山王戦でのシロート桜木の異質感というか、素人だからこそ花道に向けられる期待感っていうものを、俯瞰でみることができてよかったです。

漫画で読んでいたあの山王戦が、そのままの感覚で映像として動いてくれるので、結果はもうわかっているのに(湘北頑張ってくれー…!)と観ながら、ずっと手に力が入ってしまいました。
シシュー!と泣きながら叫ぶ応援陣の気持ちが改めてよく分かった…。

ひたすら湘北を応援し、祈り、そして漫画でも最高だった無音の残り数秒のあのシーンもしっかりと再現されていました。

静まり返った映画館内で、ゴクリと唾も飲み込めない緊張感。
なんというかアニメ作品を観ているというよりも、普通にスポーツを観戦している感覚に近かったです。

花道と流川のあのシーンも本当に最高だった…。

今回、宮城リョータのサイドストーリーが付け加えられたことで、改めて漫画作品の方もそれぞれのキャラの見方が少し変わってくる部分もありそうで、また改めて漫画も読んでみたいなーと思えました。

湘北最高!