山版のブレア・ウィッチ・プロジェクト!
実際にあったディアトロフ峠事件という不可解な事件をを元にしたモキュメンタリーってことで、序盤の導入がすごくおもしろく、一気に映画に引き込まれる感じだったんですが…。
モキュメンタリーによくあるヒステリックに騒ぎ立てるシーンも、お互いに争い出すシーンも、ちょっと演技が下手なところが目立ってしまって、「あれ?これ微妙な映画なのでは…」と思い始める。
それでも、観ていて予想がつかない発見や展開にドキドキできたりもしていたんですが、終盤からが本当にキツかった…。
あらかじめ引かれていた伏線も、ああそういうことなんだろうなーっと途中で分かってしまい、うーん…やっぱりそうかー…という感じ。
また、カメラ映像にちょくちょくノイズが入るんですが、それが安っぽすぎて、ノイズが入るたびに気になりました。
ドキュメンタリーぽく見せるためなんでしょうけど、映像はキレイなのにたびたび気になるノイズが入るので、こんなノイズなら入れなくてもよかったのでは…と思っちゃいました。
なにはともあれ、すごく不可解な実話の事件を元にした映画で、この映画独自に出てくる設定も面白いなー!とは思えたので、もうちょっとよく分からない部分はモキュメンタリーらしくボカしてくれてたほうが、面白かったんじゃないかなー…と思いました。
ちょっと残念!