三畳

ノスフェラトゥの三畳のレビュー・感想・評価

ノスフェラトゥ(1978年製作の映画)
3.0
姫コウモリだけで絶叫してたのに、いざというときは大した度胸!
霧に包まれた森の奥深く、ドラキュラ城の風格は、映画マジックに頼った感があまりない、由緒正しく語り継がれるホラーの舞台だった。
そんな場所早く帰ればいいのにどうしてお昼はまったり長居していたのか。ペストの象徴として繁殖しまくるネズミが紙芝居のように食卓を覆いつくす絵が一番良かった。でも吸血鬼討伐はペスト収束とは別件なんですね。
序盤で海側を白い服の女が、砂浜側を黒い服の男が腕組んで歩くのも良かった。
なんとなく勝手に、朝日に当たったら粉みたいに滅びて消えるかと思っていたら、普通にごろんと死体転がっていてディズニーやポッターの世界観では都合よく処理してることに気付いた。それでも溢れる上品さ。時間の流れにわざとらしい緩急がない感じ。
ヘルツォーク観賞3作目。
三畳

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