おださん

真夏の夜の夢のおださんのネタバレレビュー・内容・結末

真夏の夜の夢(1999年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

字幕、大学の授業で何回かに分けて視聴。
シェイクスピア〜〜〜って感じの甘いセリフ回しがめちゃくちゃ好き!(笑) 詩的すぎるわ〜…!! 例えて言うなら、「夜に会おう」みたいなのを「星が囁き美しい月がその光よりも美しい君を照らす時、その薔薇色の頬とさくらんぼの唇に会いに来るよ」って表現するみたいな…(例え下手)(笑) いちいち回りくどくて、ややこしくて、ロマンティックで好きだよ!!
途中(物理的にも)ドロッドロになって険悪やったハーミア&ライサンダーカップルとヘレナ&ディミートリアスカップルが最後には丸く収まってて、いや丸く収まりすぎやろってくらい収まってるのはちょっとそれでええのか…?ってなったけど、全体的にぶっ飛んだ面白コメディやった!! ほんま、森の夢から覚めたら一気にあっさり丸く収まったよね!? それまで頑なに嘘と疑ってたヘレナもなぜか納得してたけど、あれはそれでいいのか…?🤔 あとヘレナはめちゃくちゃ好きキャラやったんでディミートリアスと結ばれてくれて良かったんやけど、最後まで惚れ薬の効果に騙されたままのディミートリアスが可哀想すぎないかな…? そりゃあ愛よりも利権重視でハーミアと結婚しようとしてたのは悪いかもやけど、でもそこまで極悪人でもないやん…? 純粋にヘレナが報われたと信じたまま一生過ごすのかと思うとちょっとヘレナも可哀想やし、将来もしバレた時怖いなって思ってしまった(笑) まぁ妖精が上手いことしてくれるかな!!←
妖精つながりで言うと、全体的に一番好きやったのは妖精にまつわるところが多かったな〜! ロバにされたボトムとタイターニアのシーンすごい好きだ…! タイターニアはめっちゃ可哀想やしオベロンほんま最悪やとは思うけど(^_^;)(笑) あの現実感離れたファンタジー溢れる感じが好み! 最後ボトムが森で手に入れた指輪見つめながら、宙を舞う妖精たちに思い馳せてるの良かったね…! 夢の世界と現実がもう混ざることはないのだろうと感じさせられて、でもちゃんとその世界があったことは感じさせられて、切ないような寂しいような感情…! エモくて好き…!!
登場人物はみんなどこか愛しくて好きやったけど、やっぱり妖精のパックが一番良かったかな…! 雰囲気も空気感も良いし、コメディによく出てきそうでありながらのラストの口上、含み満載でええキャラやったわ〜…!! 好き…!!
ほんまもんの舞台でももちろん見たいけど、軽く楽しめるシェイクスピア作品としては現代版にアレンジされてて(自転車乗り回してるのとかw)、とっつきやすくて、また繰り返し観たい!
おださん

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