感服。
センス・オブ・ワンダーであり、悪夢のようでありながら感動さえ誘う。
DVD特典の監督インタビューに、音楽は抽象的でわかりにくいものだ、この映画も同じようなものだ。という発言がある。
現実と夢、過去と未来が交錯しているため最初に劇場で見たときにはさっぱりわからなかった。
しかし、物語の構造が理解できてくると、複雑な展開ではないことがわかってくる。
わかりにくいのは、目にする映像が、かなりが夢であったり、幻覚だからだ。
しかし、その感覚を映像にして見せてくれる映画監督、デビッド=リンチは凄い。
「映画内映画」の映画としても、インパクトが最も大きい作品だ。
そして、こんな変な映画を推薦する、蛭子能収も凄いと思う。もともと彼の漫画は不条理だったが。
また、ゲスな見かたでは、ナオミ・ワッツらが脱いだりなど、監督との関係も推測され、面白い。この映画の世界そのものではないか。