カンパッチー

復讐捜査線のカンパッチーのレビュー・感想・評価

復讐捜査線(2010年製作の映画)
3.6
わぉ!タイトルからセガール的な映画を想像してたらとんだノワール映画!救いのすの字もないぐらいとことん暗い!!
娘が殺された真実に、1歩1歩近づいていくたびに自らの死に近づいていくという救いが一切ないダークなストーリー、娘の幻覚や幻聴を合間合間に入れているのも良いですね、現在の娘も子役の娘も可愛いので余計に序盤の惨たらしさが切なくなります。

アクションはほぼ娘の恋人とじゃれるとこぐらいしかないのでタイトルでアクションを期待して観てしまうと肩透かしかもしれませんが、内容で観せてくれる作品でした。ラストのシーンは救いがないのに救われたような不思議な爽やかさがあります。ただ心理戦がメインというか真実に近づいていくのを淡々と観続けるので盛り上がるシーンがないといえばないのですが、だれること無く夢中で観てしまいました。面白かったです。