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グラン・トリノのryodanのレビュー・感想・評価

グラン・トリノ(2008年製作の映画)
3.7
C・イーストウッド監督作。
う~ん、いい話なんだけどね~。前フリで主人公が散々銃をチラつかせておくから最後のカタルシスがイマイチだったような。ただ撃ってないだけで銃の抑止力は充分に発揮されている訳だから。これが西部劇とか時代錯誤の時代の設定だったら目をつむるんだけど。まぁ、結局「銃」なんだよね。ジジイも若造も頼るモノはコレ。引き金を引かない理由を戦争のトラウマで言い訳してる様にも見える設定。究極、善き人対悪人の構図が着地点だから、全てが言い訳に見えなくもない。悪人同士の無慈悲な殺し合いの方が清々しい。ただ己の正義を貫く姿は共感します。ジイさんよ、本当にトラウマを克服したかったら、まず銃を棄てることから始めないとダメだよ。
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