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日本暗殺秘録のTRBのレビュー・感想・評価

日本暗殺秘録(1969年製作の映画)
3.7
日本史に残る暗殺の歴史を描くオムニバス

桜田門外の変から始まり、血盟団事件が中心となる

どうやって若者は狂気に走って行ったのか
小沼正の生い立ちから覚醒を丹念に描く

凄い熱量を感じる

サニー千葉の目力が強い

手段はどうあれ、国の行末を憂いて一殺多生の心構えで時の権力に向かっていった若者たちが描いた日本

今のこんな世の中でいいんだろうか?

真剣に想い悩んだ末、実行に移す胆力が凄い

二・二六事件で死刑となった青年将校たちの最後の散り際が壮絶で脳裏に焼き付く

いまの日本は、他の国に比べて暴動もなければ政治への関心も薄い気がする

このままでいいんだろうか

税金もナニに使われてるかよく分からん

予算は使い切らないと来年度減らされるからと年度末に道路工事

真実を語らない内閣に外国にいい顔する議員

勉強は出来るのに頭の悪い官僚

義務の名の下に国民は搾取されてる気がするのはオレだけなのかな

何かやらなきゃ良くならないとは思うけど
ナニをしたらナニが出来るかはわからない

投票だけは行くようにしてる

だから暗殺やクーデターに走ったとはいえ、彼らの国を想う気持ちと行動力には頭が下がる

日本人が忘れかけたナショナリズムを呼び起こす作品。

他の国が羨むほどの文化がある日本

もっといい国にしたい
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