狭須があこ

時をかける少女の狭須があこのレビュー・感想・評価

時をかける少女(2006年製作の映画)
3.9
「オマツリ男爵の監督、そういやオマツリ男爵しか見たことねーな」と思って借りてきましたァ~いや~アレを散々「監督の色が出すぎでしょ」とか言っといてねぇ、監督の色が何色なのかを知らんのは、ダメでしょ

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」とか「サウンド・オブ・サンダー」とか、タイムトラベルものは多分好きなんですけど(その二つを同列に並べるな)「アバウト・タイム」では、えぇ~…ってなった人間です。
巻き戻しもの、やり直しもの、チート能力過ぎるので、多少のしっぺ返しがあったところで、ローリスクハイリターンなんですよね

石が飛んでくる場所がわかっていれば、5cm横に立てばいい。
でもそれは、冒険じゃないんですよ。

しかし、なるほど。彼女は前に進むのがイヤだから、戻る。
未来や過去を変えたいんじゃなくて、今を変えたくないんですね。
なるほど、なるほど。
時間を何度繰り返しても、みんな進んでいってしまう。
それはたしかに冒険じゃないけど、私にも覚えのある青春だなぁ~

ボーダフォンが出てきてやっと、10年以上前の映画だと気づきました。
アニメって10年以上前に既にこのクオリティなんですね
声の演技はたどたどしくて下手くそだけど、声優には出せない青春のニュアンスを感じました。

この頃私16歳か…
たぶん、リアルタイムでも見とくべき映画だったな…
狭須があこ

狭須があこ