風ノ助

散歩する惑星の風ノ助のレビュー・感想・評価

散歩する惑星(2000年製作の映画)
4.0
不条理な世の中で絶望的な出来事があちこちで起こっている

少しずつ関連がみられるいくつかのエピソードがたくさん繋がってできている物語

ずっと続く渋滞や運べないたくさんの荷物が示す暗喩、古典的な宗教儀式など理不尽な人生や信仰への批判、絶望をユーモアで描いている

各シーンは定点カメラでロングショット、長回しのワンカットになっていて構図も整った大変美しい画面で隅々まで見どころいっぱいです
CGを使わずミニチュアやドロップを使ったスタジオ撮影を取り入れていて美術セットそのものがとても素晴らしい芸術品でした
白塗作品もっと観たくなりました
風ノ助

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