Kogarath

狼たちの午後のKogarathのレビュー・感想・評価

狼たちの午後(1975年製作の映画)
4.5
銀行強盗を企てるも、うまくいかずに立て篭もることになった2人の男。
前半はコメディっぽい雰囲気もあり、人質たちとの間に奇妙な連帯感が生まれていく様子が描かれているけど、それがラストに効いてくる。
現実に引き戻されるようなエンドロールまでの流れは秀逸だったなあ。

若くてエネルギーに溢れるアル・パチーノもいいけど、共犯の無口な男サルを演じるジョン・カザールが異様な存在感を放っている。
常に銃を抱え、いつキレるか分からない彼のおかげで最後まで緊張感が保たれているのがよかった。
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