お茶漬の味の作品情報・感想・評価・動画配信

お茶漬の味1952年製作の映画)

上映日:1952年10月01日

製作国:

上映時間:115分

ジャンル:

配給:

4.0

あらすじ

日本を代表する巨匠・小津安二郎の野心作。 戦時中に検閲当局から却下された脚本を改めて取り上げた因縁の作品だけあって、ユーモアが見事に織り交ぜられた秀作となっている――― ふたりは倦怠期を迎えた中年夫婦。妻・妙子は、お嬢様育ちが抜け切れず、派手に遊び回る毎日。一方、夫・茂吉は生活が豊かになった今でも、質素な生活を続けていた。そんなふたりも、実は互いに理解し合えない淋しさを感じているのだった・・・・…

日本を代表する巨匠・小津安二郎の野心作。 戦時中に検閲当局から却下された脚本を改めて取り上げた因縁の作品だけあって、ユーモアが見事に織り交ぜられた秀作となっている――― ふたりは倦怠期を迎えた中年夫婦。妻・妙子は、お嬢様育ちが抜け切れず、派手に遊び回る毎日。一方、夫・茂吉は生活が豊かになった今でも、質素な生活を続けていた。そんなふたりも、実は互いに理解し合えない淋しさを感じているのだった・・・・・・。 性格の異なる夫婦の愛情を、ふたり揃って食べたお茶漬の味に見出すという、小津監督独特の切り口が味わい深い。

『お茶漬の味』に投稿された感想・評価

4.2

佐分利信演じる茂吉がとても魅力的。
「戸田家の兄妹」の頃よりぐっと貫禄が出て、演技に渋みが増している。大事な時に旅行で不在の妻に「君らしくていい」と言える懐の深さ。朴訥でありながらパチンコと孤独につ…

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joker
4.0

小津 安二郎監督の、初期の作品。

倦怠期を迎えた、
ある夫婦の物語。

互いが好きで一緒になった筈なのに、
互いの色々なところが気になってしまい、
2人の会話が噛み合わないまま、
時間がゆっくりと…

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rh
4.5
このレビューはネタバレを含みます

人間の美醜が日常の中でこうもうまく描かれるとは。
泣こうとしてるのではなく、一瞬の言葉遣いで、自然とポロリと涙が流れる映画はいい映画であると思っている。あまり普段は映画で泣かないが、茂吉の、「君と僕…

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moon
-
石井克人の茶の味から小津安二郎お茶漬けの味へはしご
いちばんいい刻の味

佐分利信、木暮実千代
津島恵子、内堀通り、ジャン・マレー、ノンちゃん雲に乗る、西銀座、PX、服部時計店(和光)、淡島千景、歌舞伎座、市川海老蔵、修善寺、鶴田浩二、麒麟麦酒、CPS(Consumer …

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baobab
5.0
昔の家父長制的な考えがかなり見苦しいけれど、物語全体として伝わる優しさや当時の風景はやっぱり好きだ
とても良きだったけど男性側の評価の方が高そう
このレビューはネタバレを含みます

小津安二郎の他の作品と比べると少し説教くさく感じるのと、最終的に良い話では片付けられなかったな。

奥さん、本当に何かが分からなかったとか、最後に何か気づいたとかではなく、ただの機嫌の不安定な人に思…

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今も昔も変わらないもの。

小津監督の撮影のメソッドはノイズさえも心地よいものにする。
ssyuqq
3.8
ラーメンもお茶漬けも美味しそうに食べる日本人、すごくいい。

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2025/05/06 21:00現在

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