ツクヨミ

スカーフェイスのツクヨミのレビュー・感想・評価

スカーフェイス(1983年製作の映画)
3.4
ぶちギレ時限爆弾男の栄枯盛衰。
1980年アメリカはキューバ難民を受け入れることに合意、そんな中アメリカにやってきたキューバ人トニーモンタナはマフィア界で名をあげていく…
アルパチーノ主演マフィア栄枯盛衰クライムストーリー。今作はやはりトニーモンタナ役アルパチーノの爆発力にハラハラさせられました。気に食わないことがあれば上の立場の人でも食らいつく凶暴性、早口で捲し立て巧みな話術で人望を集めるなど熟練した演技の凄みが際立つ。しかし切れやすい性格から人はどんどん離れていく哀しみもラストで描かれていて、ギャングの裏側も見られてよかった。
だが今作はマフィア映画なのに会話シーンが多く、残虐な銃撃シーンが少なく少々消化不良でした。ラストの銃撃シーンだけは素晴らしいのでそこは評価したい。しかし3時間近くある尺で銃撃シーンの比率が低かったのは否めないと思いました。
ツクヨミ

ツクヨミ