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おもひでぽろぽろのtakechiのレビュー・感想・評価

おもひでぽろぽろ(1991年製作の映画)
3.0
27歳のOLタエ子が旅立ち小学生のころを思い出すシーン。
自分の時代に近く、あったあった~。なつかしー。わかるわかる~。
しかし小学生時代のタエ子どうもわがままで・・
家族の対応も冷たく・・
そんなこと思いだしてごちゃごちゃ考えてる27歳のタエ子も
こじらせ女子で・・
イライラ・・・。
しかし、終盤に差し掛かったころ
高畑さんのわがままこじらせに対する温かい視線を感じ始める
わがまま、こじらせいいじゃない。
多少人に迷惑かけようが、自分に素直に生きてもいいんじゃない
と言っているのではないか‥と。
大人の目線で観れば、わがままで、思いやりもなく、自分勝手な子供
しかし自分の子供時代をよくよく思い出してみれば、同じようなものだったじゃないか・・。
子供はわがままなぐらいでいいんだよ・・と。
大人だって、わがままは、よく言えば自分に正直な生き方ともいえるし
節度を持ってれば、もっと自由にイキイキと好きなことやりなさいよ・・と。
学芸会の演劇シーンがよかった
一言のセリフに勝手にアドリブを入れて先生に怒られたタエ子
しかし観客にはその演技が評価されるという・・。
ラスト。ギバちゃん(トシオ)との顛末。
一瞬、え?
も、このテーマを考えれば納得できるでしょう。
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