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バグダッド・カフェのtakechiのレビュー・感想・評価

バグダッド・カフェ(1987年製作の映画)
1.5
これは世間的評価が高いのは知ってたけど
私には合わないだろうと・・・今まで観なかった。
観てもどうせレビューは書けないだろうと。
公の場で感想も言えんだろうと。
数多くのフアンを敵に回す事になるだろうから・・・。
と。
しかし、いつまでも食わず嫌いしていてもしょうがないし
意を決して、ついに観ました。

いやいや、思った以上に合わなかった。
何じゃこりゃ~。
何をみんなそんなに評価してるのかさっぱりわからん。
あのちんけな手品であっさり人心を掴んでいくなんて・・・
まあ、それだけじゃない人格って事なんだろうけど
そういう人だったら砂漠の真ん中で夫と喧嘩別れなんてしないだろうよ・・
ラストもおめでたすぎやしないかい・・。
あの時代のおおらかさなのかなぁ・・・
今、コロナ禍で飲食店やってる私の立場で観れば。
まあ、あのきったない寂びれたモーテルの食堂がおばちゃん一人と
東急ハンズで売ってるような手品セットでやすやすと繁盛するなんて・・
現実はあんなにうまくはいかないだろうよ・・・
あの音楽からもうちょっとシリアスな話かと思ってたけど。
音楽もあの内容と全然あってなくない?
そこがいいの?シュールで?意外性?どんでん返し?
片田舎で寄り添うマイノリティーな人たちの心の隙間とかささくれとか
そういうことを映像と音楽で芸術的に表現する事を狙ってるんだろうけど。
ならばもう少しピリ辛、ホロ苦ストーリーのほうが響く気がする
あのストーリー展開は甘すぎるよ。
あくまで私の好みの話です。
一番良かったの息子が弾いているバッハの平均律が上手になったところだな。
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