ルチル

プレステージのルチルのネタバレレビュー・内容・結末

プレステージ(2006年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

インセプションのクリストファーノーラン監督の作品。

結末が結構エグくて、ハヤカワ文庫のSFっぽいなーと思ったら、原作の日本語版はハヤカワ文庫で、原作者はイギリス人でクローネンバーグの映画の文庫版とかも執筆してるらしく、なんだか納得しました。

途中までは普通な感じで話が進んでいたのに、ニコラ・テスラが出てきてから急にSFになった感はありましたが、そのギャップも不気味で良いのかもしれません。

自分の分身を100人(結果的にはそこまで行きませんでしたが)溺死させるとか、分身した後、自我はどうなるのか、また自分の遺体を前にした時どう感じるのか、どう処理するつもりだったのかとか、その辺りもうちょっと映像にしたらカルトっぽさが増して良かったんじゃないかと思いました。

そのオチが始まりの鳥を使ったトリックに繋がってるあたりは、なるほどねーと思いましたが、ほんと、手品のネタばらしって知ると心底がっかりして、詐欺だっ!と叫びたくなるなーと思いました。

ニコラ・テスラの助手がLORのゴラムの方で、なんだか嬉しかったです。
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