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ミーン・ガールズのRのレビュー・感想・評価

ミーン・ガールズ(2004年製作の映画)
3.1
アリアナの“Thank you, next”のベースになっていて、リンクしているシーンが多いのでarianatorにはぜひ観てほしい一作。

タイトル通り、ミーン(イジワルな)女の子たちの間で起きる、陰口とマウントの攻防戦。
女の子の世界のあるあるを誇張して表現しているけれど、こういうのは中高生の時期は日常茶飯だったって人も少なくないんじゃないかなって。女の嫌な部分を惜しげもなく見せてくれる映画だ。

■メイクによるケイディの顔つきの変化
特筆すべきは、メイクで人は変われるということ。
映画の本質とはズレることは承知だが、一緒に鑑賞していた妹と、この点については驚いていた。
ケイディがどんどんレジーナに寄っていく様が、スモーキーメイクで多分に表されていた。黒のアイライン、クールだったけど闇落ち感すごかったもんね。
メイク以外でも、“I know right!”っていう口癖がどんどん移ってて、これでもレジーナのコピー化している様子のメタファーが見られた。

■素直(?)な和解
結構な悪態のつき方をしておきながら(序盤の、妊娠通告のフリして親に電話したのには呆気に取られた)、先生に諭されるの早すぎでは…と感じてしまった。
主犯格の生徒であるプラスチックガールズはしれっとしているのに、巻き添えになった大勢の女生徒だけが殴り合いをしているのも腑に落ちないし、体育館での告解も思ったよりも早かった。それまでスプリンクラーを作動させないと収まらないような怒りをぶつけ合っていたのに、なぜあそこでスンっ…と許しを認め合えるのか。なんと素直な生徒たちだという他ならない。
先生の諭し方が上手だったといえばそうなんだけど、今までそれができてなかったから、こんな無法地帯だったんじゃないのって思ったり。
こういう現実的な論点を避けては観られない性分、もうそろそろどうにかしたいところだ。

アーロン、三笘選手だなあって気持ちでした(ワールドカップロス)
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