あにょま

マイ・フェア・レディのあにょまのネタバレレビュー・内容・結末

マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

最初はなんか「よくパロディに使用されているやつだな」とか思ってましたよ!

 観てみた感想等としてなんかお母さんのシーンで私泣きそうになっちゃったのよここからネタバレになりそうなんだけれども、ミュージカル風で進行しているのは映画の時代だなと思った、この時代はサイレント映画からトーキーの時代に移っていたからねセリフよりも音楽のフィルムとか蓄音機とかの方が良かったかもしれない(編集の都合が)まぁ、教授のセリフが詩的だったのは頭の良さを出すためだったからかなとも思ったよ、この映画では訛りとか喋り方について一番重きを置いていたけれども今の時代でも問題視されている見えない身分に繋がっているのかなとも考えさせられました。イライザの妄想というか想像力というのはとても驚かされた!先生や父親に対する反抗心というかうちに秘めた闘争心が沸々と出ていて今で言う”弁えない女性”に近い考えを持っているのかなとも感じました。そしてイライザが立派なレディになっても報われなかったり父親がいつの間にか偉くなっていてそれに対する当たりがされていたのはなんだか悲しくなった。つまり自分が歩み出しているときは誰かにも何らかの影響が与えられているともカンげられた。

日々の過ごし方でも同じなんだけれども「足るを知る」と言われていたようにお金がない時の満足と、お金がある時の貧しさの違いとか心の余裕だとかが忙しない現代でも必要であると思えました。やはり最後は年寄りの知恵というか母親の(キリスト的考えだが)包容力というのは偉大だなとも感じさせられました。まぁ、最後はアメリカらしくハッピーエンドで終わったので何だか努力した分は報われると思いました。