hm

市民ケーンのhmのネタバレレビュー・内容・結末

市民ケーン(1941年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

大富豪でメディア王ケーンの孤独の映画
知事スレスレまでこぎつけ、愛した女を歌手にしようと新聞も使って何でもするけど、結局彼女の愛は得られなかった。

孤独な妻がジグソーパズルをずっとしてるとか
新聞王が言ってることとやってることが違うとか見どころあり(ナチュラル・ボーン・キラーズもディレクターが好きだったからそういうのが好きなのかも)
死後インタビューをしていく形式だ永遠のゼロとかそういう。遺言の謎を探っていく形だが、あんまり重要ではない(何が彼に欠けていたかは最初から暗示されている)
孤独な大富豪が誰もいない豪邸にいるイメージもとてもいい。だだっぴろい空間はそれだけで人を不安にさせる(シャイニングみたいに)
ライバル新聞社の記者をそっくり引き抜いて写真を並べるところも笑う。

インタビューの連続で回想なので幕という感じはない。1TPは回想のスタートか、新聞王になるところ、知事選で勝てそうになるところとMPというか真ん中でぐーっと盛上ってそこからうまくいかない夫婦生活、愛人との出逢うがそれもうまくいかない、、、孤独、、という感じの流れだが、読ませる

回想形式にしている割に、割とみんなおんなじところを見てる感じがあったが、、

新聞王という題材がドラマティックで面白い。人から愛されたいが孤独な男という造形を二度の結婚を経て描くのも面白い、で要素2といったところか。
hm

hm