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スタンド・バイ・ミーのhmのネタバレレビュー・内容・結末

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

ヤク中とか出てこなくても面白い青春話はできるじゃねーか(トレインスポッティングがあんまり好きじゃなかっただけ)

死体を見つけるために少年4人の夏の行軍が始まる

ドラえもん、のびた、ジャイアン、スネオに近いようで近くない4人。スネオはアメリカにはいないのかな・・・・・・。
作家になる夢をもった少年、デブでのろま、父が軍人なやんちゃ(メガネをかけてるのがひねってる)、聡明だが給食費を盗んだリーダー格

4人のドラマ(思春期的な辛さがあってそれをお互いに吐露していく)をじゅんじゅんに見せていく構成なので幕はあんまり意味がないが
犬から逃げるあたり(でメガネのとらうま)/デブのろまが機関車から逃げおおせる(とそのあとの大食いの話でこいつがちょっと溜飲を下げるのかな)/リーダー格が生まれで扱いが違うと嘆くとバランスよく見せていってはいる。
全体で、主人公である作家志望の少年が父親が死んだ優秀なラガーマンだった兄を自分より愛しているという不安にかられていて、「死」というもの、(でもそれは本当は父との関係であり、優しかった兄との別れだ)を自分なりに消化するために死体を見に行く、ということなのだろうが、死体はあっさり見つかって、ある意味で、みんな思春期の不安の折り合いのつかなさを「友達の前で」見せるという意味でだけ、ほんの少し成長できた、といったところだろう
(オトナヤンキーと戦うシーンなどもある)

オムニバスだが、父であり生まれとの葛藤に4つの話がぶらさがっている感じで、0.5x4=2といったところか。ちゃんと最後に小説家になってるところは、原作が小説ならではの、小説を読む人へのサービスにも思え、変に気持ちよくなってはしまうところではある。(ニューシネマパラダイスみたいなものだ)
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