タイトルからして、もしやと思ったのですが、アイザック・アシモフのロボット三原則を下敷きにしてたのですね。それだけでアガる。
とか言いつつ御大の「われはロボット」は未読なんですが。←貴様、
「火の鳥」のロビタが非常に印象的だった記憶はあるのですが…細かいとこまでは思い出せず。今度また読み直してみたいと思います。
ロボット三原則って、一見階級社会というモノを維持するためにはよくできたルールに思えるのですけれど、結局ロボットが行き着く先は、それさえ守ってりゃ、なにやったっていいだろう。なんですよね。(フレーム問題というのだと調べてみてわかりました)
ロボットに限らず、この社会に生きる人類にだって、守るべきルールってあるですよね。その社会を維持するために、のーみそこねくりまわして作ったルール。法律を筆頭に、常識とかしきたりとか暗黙の了解とか、各コミュニティの独自のルールだってあるはずで。
けど、往々にして、それさえ守ってりゃ、ほんとにあんたはニンゲンとして生きてると言えるのかい? という問題にぶちあたる。
ひとがひととして、ひとと共に生きていくために必要なものがなんなのか。浮き彫りにしてくれるのですな。
スプーナーがロボ嫌いになっちゃう理由がまたせつない。そこがしっかりクライマックスで昇華されるとこもよいですね。サニーがかこいい。ぐっときた。
そしてブリジット・モイナハンが美人さん。