高校生ぶりに再鑑賞したけど、たまらなく好きです。
客観的に撮られた日本ってもどかしく感じるときもあるんだけど、今作は凄く美しく描かれていたように思う。
役者も日本人だけじゃないし、文化にも少し異国が混じっているんだけど、それがまた新鮮さがあって、現実と夢幻の狭間で彷徨うな感覚に陥りました。映画でしか描けない世界が広がってる感じ。
どの描写も美しいんだけど、無駄のない動作が丁寧に捉えられているのが特に印象的。白粉を塗る首筋や、着物からスラリと覗く手元、ひとつひとつの仕草に溜息を零してしまった…
ロブ・マーシャルの作品の女性は美しいだけじゃなくて色気と強さがあって、何度彼の描く役柄に惚れたことか。
ツァン・ツィー演じる控えめで芯の強いSAYURIに恋に堕ちました。