健一

スタンド・バイ・ミーの健一のレビュー・感想・評価

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)
5.0
金曜ロードショーにて再鑑賞。
「リクエスト企画」にて。

1987年5月5日劇場公開時鑑賞済。
この作品に至っては30年以上経っているのに見た日付まで覚えてる。私にとってとても大切な作品。
当時の私は本作の主人公の男の子たちとほぼ同じ年齢。
私も本作を見るために自宅から2時間以上かけてバス🚌に乗って電車🚃を乗り継いで有楽町の映画館まで 彼等同様まさに『プチ冒険』したのを今でも鮮明に覚えている。

多感な時期 少年たちの冒険心は止まらない。例え無理でも無謀でも、分かっていても。過ぎ進んでしまうんですよね!男の子って。
その少年たちの多感ぶりを見事に映像化している本作。
この作品に影響を受け 何度も見返している方も多勢いらっしゃるのではないでしょうか。
絶対に金曜ロードショーのリクエスト企画に本作が選ばれると信じていてずっと待ってました。
ちなみに 本作を劇場で見た5年後。高校生の時に通学中に電車が人身事故で止まってしまい 本作の真似をして線路を歩いて帰ったらJRから学校に通報されてしまい停学になってしまいました。(笑)
『なんで あんな事したんだ!😤』
と担任の先生に問われたので素直に
『スタンド・バイ・ミーを疑似体験したかっただけ!』
と素直に答えたのに
『バカ!』と言われ ゲンコツ✊を喰らいました。(笑)
今となってはいい思い出です!

公開当時の頃はウィル・ウィートン演じる主人公の男の子ばかりに目がいってしまい感情移入していたのですが、今となってはやはりリバー・フェニックスですよね。
リバーの行動ばかりに注目してしまう。彼がもし生きていたらもう50歳位になっているのでは?
どんな渋い おじさん になっていただろう。
劇中でリバーが進路に迷って泣いている姿を見ると今でも胸が張り裂けそうになる。
本作の監督ロブ・ライナーも しばらく本作を見ることは出来なかったそうだ。

ヒルに血を吸われたり 本物の銃で脅し会ったり 死体を探しに行く冒険に旅立ったりと いかにも『アメリカ的』な内容で こんな冒険 日本で体験するのはまず無理だろうと思う反面、男の子が誰もが抱く好奇心というか・・・
滅多に死体も転がってないし 本物の拳銃も手に入らないけど 大なり小なり『プチ冒険』に旅立った少年時代の あの想い は永遠に色褪せない。
そんな思いを見事に映像化してくれた『おじさん達が沁みる名作』です。


劇場公開時 1987年5月5日
丸の内ピカデリー2
💺?
客入り さすがに覚えていない。そんなに混んでいなかったと思う。
健一

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