昔から気になってたけど、見てなかった作品。こんな話だったんだ。
いわゆるフリークショーで、エレファントマンとして、自分の姿を見せて働いていたジョン。当然、見られたくない姿を見せている。その姿を見た医師のトリーヴズは、ジョンを病院に入れて、研究と対象とする。
姿をなかなか見せないジョンに、こっちの興味の対象は、いったいどんな醜い姿なのかいうことだった。
で、頭巾を取ったジョンにやっぱり驚いた。
でも、すぐに慣れた。見た目ってそういうもんだな。
トリーヴズの心の動きで、こっちも気づく。ジョンにとっては良い待遇だろうけど、利用しているという意味では同じだと。
夜に襲われるシーンがあるが、これは酷かった。見ていられない感覚で、スクリーンを凝視した。人間のもっともゲスな部分に辟易する。
人間の怖いもの見たさをビジネスになる。この映画だって例外じゃないと思った。
紳士的なアンソニーホプキンスは医者の役がよく似合っていた。若さに驚いたが、後にドクターレクターになるのかと思うと感慨深い。