KenichiAkagawa

ディープ・インパクトのKenichiAkagawaのレビュー・感想・評価

ディープ・インパクト(1998年製作の映画)
4.6
 地球と衝突する可能性のある彗星が発覚。国を挙げて対策を講じるが、人類に生き残るすべはあるのか・・・というお話。

 「天使のくれた時間」でティア・レオーニさんを見ると、この作品もつられて見たくなるんです。彼女と「ロード・オブ・ザ・リング」のイライジャ・ウッドのW主演に加え、大統領役でモーガン・フリーマンまで出てる、結構豪華キャストな作品ですが、割と知名度が低いんですよね。
 実は、この作品と同時期に「アルマゲドン」という作品が上映されてて、同じようなテーマを扱いつつ、こちらはヒューマンドラマがメインで、向こうはSFメインのエンターテイメント作品。となると一般的には「アルマゲドン」に人気が集まってしまったってことなんだと思います。どちらもいい作品ですが、自分はこちらが大好きなんですよね。

 大きく3つの視点があり、ティアさんサイドでは父と娘の確執とその和解を、イライジャさんサイドでは親が自らの命を犠牲に子を守る姿を、絶望の迫り来る中、示してくれます。そうしたドラマ部分をしっかり見せてくれてるので、最後の感動が生まれるんでしょう。また、彗星破壊の任務を受けた宇宙飛行士たちのドラマもいい!最後、それぞれの決断がそれぞれに感動を生んでくれるから、いいんですよ。(あと大統領サイドもありますね。)

 残念なのはBD化されてないこと。DVDで見直すと、たしかに映像が粗くて、BD化するの難しいんだろうとは思いますが、そこまでさせるほど需要がないってことなんですかね・・・ トラボルタの「フェノミナン」もそうですが、いい作品なので、是非BD化してほしいものです。
 SF要素もあるので音響面はいい感じですから、是非きれいな映像で見たいですよ。

 隠れた名作だと思いますので、興味がある方は是非チェックを!
KenichiAkagawa

KenichiAkagawa