ゴト

のら猫の日記のゴトのレビュー・感想・評価

のら猫の日記(1996年製作の映画)
3.2
世の中、クソッタレだと思う時がたま〜にだけどあったりする。大抵の人は、そう思いながらもぐっと飲み込んで社会生活を送るのだろうけど、そのクソッタレな社会に馴染めない人もいる。自分も人並みに社会生活を送れているのか微妙な感じなので分からなくもないけど、それでもローレルとアマンダの様に根無し草の生活をする気はない。寧ろ、どちらかというと自分はエレインに近いのではと思う。

あらすじではローレル、アマンダの姉妹と彼女たちが誘拐する中年女性エレインをまとめて3人のアウトローとしているけど、この2つは少し違う。社会に悪態を吐き唾を吐くか、或いは不器用にしか生きられない自分を覚悟を持って受け入れるか。まあ、アマンダはこの両者の間に立つ存在ではあるけど。

ちなみにアメリカで保険を使わずに出産しようと思うと、百数十万円かかるみたいです。そういったアメリカが抱える問題点をローレルを通して描きたかったのかなとも思う。

あとスカーレット・ヨハンソンが若い、というか幼い。姉の役かと思ってたら妹役だった。
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