円柱野郎

ドラえもん のび太の魔界大冒険の円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

劇場版「ドラえもん」第5作。
もしもボックスで魔法世界に変えたことから、地球侵略をもくろむ魔界星と闘うことになるドラえもん達の姿を描く。

「魔法が使えたらなあ」なんて夢想をかなえるドラえもんの道具ではあるけど、魔法世界があまり科学社会の時と変わりないという設定が面白いね。
最初に魔法が使えず、原作以上に罵り合うのび太とドラだけど、のび太がドラに向かって「タヌキになれ」「豚になれ」「カバになれ」と唱えるのに対して、ドラはのび太に「ミミズになれ」「毛虫になれ」「オケラになれ」ともはや虫扱いになってるのがイイw
直前の「ネズミよこの世から無くなれ」byドラ、「僕の頭よ良くなれ」byのび太の願望丸出しの呪文も可笑しい。

小ネタはともかく、魔界や悪魔といった世界観はドラでは異質ではあるものの、時間設定やパラレルワールドの話も相まって、出だしの謎の石像が「そういう事ね」となるSF的な展開は楽しいね。
ただ、細かく考えればドラミは魔法世界になった延長の未来から来たと考えられるわけで、そうなると多少の矛盾も感じるわけだけど、まあ、この際そんな細かいことはいいや。

しかしメドゥーサのデザインはドラの世界観にはちょっとばかし恐すぎるなあw
円柱野郎

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