ShinMakita

野性の証明のShinMakitaのレビュー・感想・評価

野性の証明(1978年製作の映画)
2.0
☆mixi過去レビュー転載計画(高倉健編)


…11/10 命日につき。


〈story〉
岩手県羽代市・・・元自衛隊員の味沢は、この町で保険外交員として働いていた。娘・頼子は一年前養女にした女子中学生。二人が羽代に住むことになったのは、新聞記者、越智朋子を陰ながら守るためだった。味沢と頼子、そして朋子の三人は、1年前、岩手の山中で起きた村民虐殺事件でつながっていたのだ。
ある日、羽代を牛耳る大場一族のスキャンダルを公表しようとした朋子が殺害されてしまう。そして大場に狙われる味沢。やがて、その凄惨な過去が明らかになったとき、味沢の眠った野性が目覚め始める・・・


「野性の証明」



とても今の時代では地上波放送できない過激な描写とセリフ(夏八木さんが放送禁止用語を連呼!)に改めて驚愕。すごいですよ、この映画の流血っぷり。弱っちい舘ひろしの「背中に斧」、成田三樹夫の絶叫(「わかーっ!!」ね)、そして夏八木さんの「戦車特攻」は必見中の必見シーンです。

実は、しっかり最初から最後まで鑑賞したのは14年前のDVD購入時。特捜最前線マニアには嬉しい発見もありました。新聞社の輪転機作業員に夏夕介が扮し、冒頭ではおやっさんも出ているので、特命課から2人も出張ってるのがわかります。そうそう、笑いどころといえば、舘さん率いるゾクの名前。「星雲塾」・・・線香か!

それにしても、小さいながらも薬師丸ひろ子の存在感たるや、すさまじいですね。オーラありすぎ、可愛すぎ! トンネルから出てきちゃだめだよ・・・とつい呟いてしまうのでした。

この頃の健さん、ギラギラしていて一番迫力がありますね。精悍さと渋みがピークとなった40代、アクションスターとしても輝いていた一本。
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