おだまき

さまよう魂たちのおだまきのレビュー・感想・評価

さまよう魂たち(1996年製作の映画)
3.6
交通事故で妻を失って以来、幽霊が見えるようになった主人公。仲間の幽霊達にポルターガイスト現象を起こさせ、悪魔払いしたフリをする詐欺で生計を立てていた。そんな彼の住む町で住民が突然心臓発作で命を落とす事件が多発。これは幽霊の仕業なのか、調査するが···。


お盆なので鑑賞。
映画「キャスパー」を大人向けにして色々ひねった感じでした。敵味方関わらず、登場人物のほぼ全員が正気とは思えない言動でぶっ飛んでました。好き嫌い別れそう。
カメラワークが面白い場面が多くて好きです。

**以下ネタバレあり**










後半は町のために奮闘していますが、前半は幽霊が見えるのを悪用して詐欺をする主人公。善人とは言い難い濃いキャラクターだと思いました。
ただ、主人公以上に中盤登場するFBI捜査官が狂人過ぎ。敵以上に一番ぶっ飛んでたのはFBI捜査官かも。
主人公の詐欺を手伝った幽霊達が一番まともだった気がします。


序盤からなめ回すようなカメラワークが面白い!一番好きなのは、終盤主人公が病院で過去の回想に移る場面。廃墟のボロボロな壁が真っ白で人に溢れた病院に変わる所、とても良かったです。

2023-37
おだまき

おだまき