おだまき

ブラックボックス:音声分析捜査のおだまきのレビュー・感想・評価

3.3
ヨーロピアン航空の最新旅客機がアルプスで墜落し、全員の死亡が確認された。事故後、音声分析官の主人公は旅客機搭載のボイスレコーダー“ブラックボックス”で事故分析を始めるが···。


事故の僅かな声から手がかりを掴む描写、ノイズキャンセルで雑音が消える描写など音の演出が素晴らしかったです!
ヘッドホンを装着しての視聴がお薦めです。

映画「ギルティ」のような一部屋完結のワンシチュエーションではなく、音を手がかりに色々な場所に移動し捜索する作品でした。サスペンス色が強めな感じ。

**以下ネタバレあり**










完璧主義で職人気質な主人公の言動が個人的には苦手でした。特に中盤、妻を窮地に追い込む場面は見ていて苦しくなりました。もうちょい駆け引きや交渉で何とかならんかったんかと思ったり。一緒に仕事したくないタイプ。でも、そんな妥協を許さない主人公だからこそ真実にたどり着けたのだろうとも思います。
終盤、犯人が「君なら真相にたどり着けると思った」(うろ覚え)と話す場面が好きです。

2024-1
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